シンガポールのブロックチェーン企業 Zilliqa は、戦略的な年次の投資ファンド組成を発表した。同社のプラットフォーム上で構築される15社に総額で最大500万米ドルを投資する。一社あたり5万米ドルから50万米ドルを、株式、トークン、またはその両方の組み合わせと引き換えに、有望な企業に投資する。この投資は、Zilliqa のエコシステム成長部門「ZILHive」を通じて行われる。ZILHive Incubator は、14週間のプログラムで、Zilliqa プロトコル上でブロックチェーンソリューションを構築するために、起業家、開発者、業界専門家をマッチングさせることを目的としている。さらに、このプログラムをより包括的なものにするため、ZILHive Incubator は、技術者とブロックチェーンの経験がほとんどない非技術者の、両方の参加者を受け入れる。選抜された参加者は、メンターシップセッション、マスタークラス、ワークショップを通じてプロジェクトを発展させ、その中からいくつかのチームは、来年開催される Zilliqa の年次タウンホールイベントで、潜在的な投資家や業界パートナーに自分たちのプロジェクトを紹介する機会を得ることになる。一方、ZILHive Ventures は、Zilliqa プロトコルを使用して構築された、より成熟したプロジェクトへの投資に注力する。このファンドは、世界中の企業に毎年投資することを目指している。規模は今後拡大することが期待されており、事業拡大のための成長資金を求めている最良プロジェクトは、東南アジアのフィンテックや新興テックエコシステムを成長させるため「Zilliqa Capital」に紹介される。Zilliqa Capital は、分散型およびフィンテックソリューションへの投資を目的とした、最近発足したビジネス投資ハブだ。Zilliqa によると、ZILHive の参加者は、アイデアの創出やビジネスマッチング、技術的・非技術的な教育、メンターシップ、資金面でのサポートから、市場投入戦略、パートナーシップ、事業開発に関する相談まで、最初から最後までサポートを受けることができる。
