このマルチシミュレーションシステムは、特殊形状のスクリーンやモーション装置などにより、空間視認知や姿勢認知を正確に再現し、臨場感溢れた圧倒的な没入感を実現。デジタルツインを介したあらゆる空間情報の視覚化に加え、眼球運動や脳波測定など統合分析系の実装を可能としている。販売やレンタル、コンサルティングのほか、トムスが主催しているレーシングスクール「TOM’S フォーミュラ・カレッジ」でも、車両乗車前の慣熟、スキルアップやレース前トレーニング、データロガー解析やプロドライバーによる指導といった、本機を使用したプログラムを今後用意していくという。また、マルチシミュレーションシステムは、ゲームやシミュレーターのためのデバイスだけではなく、トムスが進める「DX(デジタルトランンスフォーメーション)を通じた未来のモビリティ社会の実現」の中核をなすものと位置付けられていて、今後も関連するさまざまな事業について随時情報公開していくとしている。この筐体は、スクリーンや表示システムはWONDER VISION TECHNO LABORATORYが、シミュレーターシステムはEXCITECの協力により共同開発していて、今回は4タイプの構成例が公開された。コクピット:トムス製SIM専用カーボンモノコックモノコック:トムス製専用設計ドライカーボンシェル入力デバイス:SIMCUBE製ハイエンドデバイスなどその他:シートベルトテンショナー、振動装置などモーションシステム:WV社製 中型 6DoF モーションシステム定格出力:電動8kW(トータル)シリンダーストローク:±150mmペイロード:300kg重量:350kgスクリーン:WV社製 Sphere 5.2 スクリーンシステムサイズ:5.8×4.2×3.5m(幅×高さ×奥行き)プロジェクター:4Kまたは8K/3万ルーメン程度本体価格:5000万円~(仕様により異なる)https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1372951.html
