三菱UFJ銀行は、水素ステーションの開発・運営を手がける米カリフォルニア州のスタートアップに54億円(5000万ドル)を融資する契約を結んだと発表した。同州での水素ステーション網の拡充を支援する狙い。同時に日本国内では事業化が遅れている水素ステーション運営事業への資金供給の知見も獲得したい意向だ。融資の対象は、三井物産や国際協力銀行などが出資する米ファーストエレメントフューエル。2013年設立のスタートアップだが、カリフォルニア州で既に23カ所の水素ステーションを運営しており、水素供給量で5割以上のシェアを持っている。同社は今後57カ所の水素ステーションを開発・開業予定で、これを資金面で支援する。日本は水素を燃料とする燃料電池車(FCV)に関連した優れた技術を持つが、世界の先進地域に比べて事業化が遅れているとされる。三菱UFJ銀は日本国内の企業による事業化もにらみ、事業の審査などを含む知見を吸収したい考えだ。

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