コニカミノルタは、モニタリング・ビデオソリューションサービス領域の事業を強化すると発表した。AIにより、さらなる事業の高収益化と成長に向けた取り組みを加速するとしている。

 モニタリング・ビデオソリューションサービス市場は、単純なセキュリティカメラ領域から、AIを活用した検知、解析、予知予測およびそれらを活用したデータサービスの提供領域が成長の中心へ移り変わっているという。

 コニカミノルタは、イメージング技術およびMOBOTIXの高耐久・高信頼性のエッジデバイス、サーマルソリューション、エッジAIを得意としている。

 それらの強みが活きる領域である、製造プロセスやプラント、物流、交通インフラ、重要セキュリティ管理施設などにおける安全・安心確立を注力領域として、グローバル販売会社およびMOBOTIXとの連携体制を強化するとのこと。

 なおMOBOTIXとは、ネットワーク監視カメラとビデオマネジメントソフトウェアを開発するドイツの企業だ。同社の監視用ビデオシステムは、カメラ本体で画像処理を行う分散処理型を採用することによりサーバー容量を低減でき、トータルでのコスト効率が高いことが特長となっている。
 また、カメラ本体は過酷な環境下でも高耐久かつ見逃しのない性能から、河川の水位監視といった屋外での利用にも強みを発揮しているという。
 コニカミノルタは、画像の入出力や画像処理を中核とするイメージング技術に、MOBOTIXの分散処理型IPカメラやVMS(ビデオマネジメントシステム)を組み合わせ、モニタリングによる安全・安心確立のためのワークフローソリューションを開発している。
 今後、顧客課題の解決に向けて必要となるAIや他のセンサーデバイスを組み合わせたソリューションを迅速に開発し、グローバルに展開することで、本領域におけるさらなる事業成長と社会課題の解決につなげていくとしている。
https://enterprisezine.jp/news/detail/17202

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