「著者 まえがき」によると、著者は本書を読むことで、読者が統計的な見方や方法の基礎を理解するだけではなく、「統計学は実際に幅広く利用されている応用分野である」「関心のある実際のデータを使って学ぶためには必ずしも数学の深い知識が必要というわけではない」「実際のデータは複雑であり,統計学も完全ではない.しかし,統計的分析の強みと弱みを理解することにより,様々な世界を学ぶことに役立つ」といった論点も理解してもらえることを期待しているという。訳者の1人である、明治大学特任教授かつ東京大学大学名誉教授の国友直人氏が著した「訳者 まえがき」によると、本書は「実データを含め非常に内容が充実している」ことに加え、「日本で流布している多くの大学初級者向けの教科書よりもむしろ適切であると感じられた」ことをきっかけに、アメリカの著者に許可を取り、日本語版の提供に踏み切ったとのこと。【『データ分析のための統計学入門 原著第4版』概要】・著者:David M. Diez, Mine Çetinkaya-Rundel, and Christopher D. Barr・訳者:国友直人・小暮厚之・吉田靖
http://www.kunitomo-lab.sakura.ne.jp/2021-3-3Open(S).pdf