サイバーエージェントは4月22日、官公庁・自治体のDX推進支援を行う同社の専門開発組織である「GovTech開発センター」が、 AI(人工知能)による交通量解析サービスである「センサスAI」を提供開始すると発表した。
 従来の歩行者通行量や車両交通量の計測は調査員が手動でカウントしていたが、調査員の人手不足やタイムリーな交通量データの取得が難しいことから、AIを利用する交通量解析のニーズが高まっているという。
 国土交通省が5年に1度、道路利用の実態を把握するために行っている「全国道路・街路交通情勢調査」においても、次回2025年の調査では従来の人手による調査を廃止し、カメラ映像のAI解析を導入すると発表している。
 AI解析により、常設カメラを使用したリアルタイムの計測も可能になり、スマートシティ整備において重要になるタイムリーな交通量データの取得へとつながることが期待されているとのこと。
 一方で運用・導入には、環境による計測精度のばらつきやカメラベンダーごとの仕様の違いによる導入ハードルが課題になっていたと同社は指摘する。
 新サービスは、システム環境に縛られない柔軟性、従来より詳細な検出区分、国内サーバにおけるセキュアな環境での分析、撮影場所の外的要因を受けにくいモデル設計が特徴とのこと。
 モデル設計に関しては、従来のツールでの課題だった夜間や山間部での精度向上に向けた実証実験を行い、撮影場所の外的要因に左右されず90%以上の精度で分析が可能という。柔軟性については、カメラメーカーや機種、ベンダーごとのシステム環境を問わず導入が可能としている。
 検出区分は、交通センサス区分である8区分に対応し、より細かいクラス分けも可能という。また人物分析では、服装などから属性検出も可能とのこと。
 セキュアな環境に関しては、解析処理を行う環境を国内に保持し、解析後のデータは速やかに削除し、個人を特定しない統計情報のみを保持するとしている。
https://news.mynavi.jp/techplus/article/20220423-2327604/

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