コロナ禍で企業のDX推進への取り組みが大きな動きとなったが、その目的の大きな部分を占めるのがデジタルデータの集積を前提に、これをAIやアナリティクスを用いてディープラーニングすることでマーケティングその他の経営戦略へと結びつけてゆくことである。当然、労働環境は大きく変化し、求められる人材のスキルも大きく変容することになる。そこで、今後必須になると言われるAI時代のスキルが「データリテラシー」だ。

 4月8日にアナリティスク関連IT企業のクリックテック・ジャパンが、7日に発表された米国本部の実施したグローバル調査「データリテラシー調査」の結果レポートを公表している。これによれば、「勤め先が、より自動化されたデータ主導型の職場環境に従業員が対応できるよう準備を進めていると思う」と回答した従業員は日本で17%、グローバルで21%に過ぎなかった。しかし一方、経営層のほとんどはAIの急速な普及により働き方が大きく変わるものと予測しているという。日本の従業員の27%、グローバル35%が、企業がスキルアップやトレーニングの機会を十分に提供していないという理由で過去12カ月間に転職しており、変容する労働環境に対応するため、従業員のスキルアップを強化する必要性が高まっているとレポートは指摘する。

 日本の経営層の87%(グローバル85%)が将来はデータリテラシーが不可欠なスキルになると考え、日本の経営層の89%(グローバル89%)が「どのようなデータに基づいて意思決定を下したかという説明ができるようになること」を従業員全員に期待しているという。インテリジェントな意思決定を実現するため、経営層の35%(グローバル40%)は自社が「最高自動化責任者」(CAO:Chief Automation Officer)を今後3年以内に任命するだろうと予測し、10年以内では99%とほぼ全てとなっている。

 AIが普及してもデータリテラシーがあれば仕事を続けられると考えている従業員は半数以上(日本54%、グローバル58%)にのぼり、経営者もデータリテラシーを発揮できる求職者には平均値29%(グローバル26%)の給与の増額を提示するつもりだと回答している。しかし、このスキルに十分自信があると回答した日本の従業員は5%(グローバル11%)に過ぎなかった。同社の今井浩氏は「データドリブンな経営を行う企業に優秀な人材が集まる」時代になったと指摘している。(編集担当:久保田雄城)

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