「H2 KIBOU」は、単体で、5kWの発電出力が得られる純水素型燃料電池で、小規模な商業施設などの需要に適しているとする。また、複数台を連結制御することで、需要に応じた出力アップに対応できる。パソコン上の専用アプリと接続することで、発電電力や状態の表示、発電のON/OFF、エラー通知など遠隔制御が可能。1台のパソコンで最大10台(50kW)まで同時接続ができ、さらに10台を1ユニットとして束ねることで、MWクラスの発電出力にも対応するという。パナソニックは、都市ガスから取り出した水素を用いて発電する家庭用燃料電池コージェネレーションシステム「エネファーム」を、2009年に世界で初めて発売。以降、10年以上にわたり、発電効率の向上や稼働時間の改善、システムの小型化などエネファームを進化させてきた。今回の「H2 KIBOU」では、エネファームで培った技術を応用しているという。例えば、燃料電池のキーデバイスである燃料処理器(スタック)をエネファームと共用化することで、安定した発電性能と業界最高の発電効率56%を実現。また貯湯ユニットを接続すれば、発熱時に出る熱をお湯に変換して利用できる。この場合の、熱回収効率を含めたエネルギー利用効率は95%を実現するという。そのほか抵抗器ユニットと起動用電源を使用すれば、停電時にも発電が可能。これらの停電対応ユニットを接続することで、停電時でも最大2.5kWの電力を継続して120時間発電できるという。起動時間は約1分(定格出力開始までは約7分)。本体サイズは834×417×1,766mm(幅×奥行き×高さ)。運転質量は205kg。通常時の最大消費電力は155W以下、凍結予防ヒータ作動時は578W、無負荷時は30W以下。ガス消費量は定格発電時が毎分49.6NL、最大時が同51.6NL。ドレン排水量は毎時約1.2L。https://kaden.watch.impress.co.jp/docs/news/1355204.html

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