本連載では、Webブラウザー上でJavaScriptと共に動作できるバイナリ形式のプログラムファイル「WebAssembly」を、Rustプログラミング言語で実装する方法を説明していきます。前回は実際にRust言語でWebAssemblyを実装して、動作速度を検証しました。今回は、本格的な処理に不可欠な、Rust/WebAssemblyとJavaScriptとのデータ交換について説明します。
目次
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はじめに
対象読者
必要な環境
データ交換の鍵を握るwasm_bindgenとは
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wasm_bindgenの利用方法をコードと共に解説!
wasm_bindgenに指定できる属性
Rustの構造体をJavaScriptのオブジェクトとして渡す
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大きなデータはJavaScriptからRust/WebAssemblyのメモリに直接アクセス
まとめ
参考資料
はじめに
本連載では、Webフロントエンド開発において注目されているバイナリ形式のプログラムファイルWebAssemblyを、Rustで実装して活用する方法を説明しています。前回記事では、円周率を計算するプログラムをRust/WebAssemblyで実装してJavaScriptの処理と比較することで、WebAssemblyの高速動作を示しました。
より本格的な処理をRust/WebAssemblyで実装していくには、JavaScriptとの間でさまざまなデータをやり取りする必要が生じてきます。そこで本記事では、Rust/WebAssemblyとJavaScriptとの間でデータを交換して処理する方法を説明します。
本編以下~
https://codezine.jp/article/detail/16904