国土交通省は12月14日、国土交通省港湾局が運営し、民間事業者間の物流手続を電子化する「サイバーポート(港湾物流)」(Cyber Port)と、行政手続等をオンラインで処理する「輸出入・港湾関連情報処理システム」(NACCS)とのシステム間直接連携機能を、2023年3月13日に運用開始すると発表した。
<Cyber PortとNACCS直接連携イメージ>
Cyber PortとNACCS間で直接データ連携ができる機能を実装することで、例えば物流手続と通関手続のワンストップ化が可能となり、通関手続における入力項目が最大8割削減できるなど、双方のシステムの利用者の利便性向上が図られる。
帳票項目を標準化することで民間事業者間の物流手続とNACCSへの通関手続に係るデータの相互運用性を高める観点から、Cyber Portにおける一部帳票項目について、NACCSの仕様に準拠した入力規則の追加を行う。
2023年2月頃に、実際のCyber Portを利用した本機能による通関手続等の業務フローを紹介するセミナーの開催を予定している。